先日焼津市にて棟の取り直し工事が完了いたしました。
協力店様から雨漏り調査のご依頼をうけ
お伺いさせていただくと…
既存の大棟が、大きく傾いておりました。
カメラ越しだと伝わり辛いかもしれませんが
傾いているというよりか、後は倒れるだけ…
間一髪の所でお伺いする事ができました🥲
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そしてこちらの屋根は3階建てなので
もし、このまま大棟が倒壊していたらと考えると…
大規模な二次災害になりかねません。
他にも平瓦部分がめくれていたり、
大棟が傾いたことによりその下の瓦も
“ただ屋根に乗っかっているだけ”の状態でした。
今回は既存の瓦自体はまだまだしっかりしている為
瓦を再利用した棟の取り直し工事及び一部平瓦葺き直し工事をご提案させていただきました。
(瓦屋根のメリットとして、瓦が再利用できるケースが多く新たに新設する工事に比べ費用を抑える事が出来ます)
そして工事当日、
まずは既存の棟をバラしていきます。
この際に大雑把に解体を始めると傾いた棟が
そのまま崩れ出す可能性もある為、慎重に作業を進めていきます。
解体時に出る屋根土も必ず同時進行で清掃していきます。
土を清掃せずに解体ばかり進めていると既存の瓦が土まみれになってしまい。落下や怪我の原因になりかねないので、どんな作業も解体と清掃はセットで行っていきます。
そしてステンレス棟強化金具と樹脂角
(樹脂で出来た経年劣化に耐性のある副資材)
を積み直す棟の中に仕込んでいきます。
ただ復旧するだけでは無く、更に強度を高めていきます。
金具と樹脂角を取り付けたら
ダルマ(平瓦の1番上にあたる場所)の下に
モルタルをいれて収めていきます。
ダルマの下にモルタルを入れるのは棟を積んでいく際に荷重が掛かる為その土台を安定させたり
モルタルに瓦が掛かることにより30年〜40年後のズレを防ぐという意味合いもあります。
そこからやっと棟の積み直しへ〜
と、言いたい所ですがまだやる作業があるんです。
それが、熨斗瓦(棟瓦)への被覆銅線の取り付けです。
これは屋根の上でやっても全く問題は無いのですが、数が多い事と事前に通しておく事でスムーズに棟を詰めるように一度降ろした棟を弊社事務所に持って帰り私が夜な夜な通させていただきました🙏
(このシーズンの夜な夜なは手が悴みます🥶)
この作業はとても大切で事前に通しておく事で
棟瓦同士の緊結を行う工程がかなりスムーズになります。
棟を積むのもモルタル質の南蛮漆喰を使用する為
スピード感をもって作業していかないと土台が固まってしまいます。
この事前準備を経てやっと棟積みへ🙌
一段、また一段と積んでいき棟瓦同士の緊結はもちろん棟の中に仕込んである樹脂角から出した銅線も緊結していきます🤝
昔の屋根土と違い工事完了後はモルタルがガッチリ固まるのでその中に棟の強化金具が入る事でさらに台風や地震等の自然災害への耐性を高めていきます。
最後に棟の丸1番上の瓦を収めて棟は完成☺️🙏
その後一部葺き直しエリアも復旧していきます🙌
既存の瓦をめくり防水ルーフィングを取り付け
縦桟と横桟を打ち、
瓦を復旧していきます!
既存の袖瓦もステンレスパッキンビスで固定して完成🙇
風が強い中みんな本当に頑張ってくれました🥲🙏
また愛知県からも春貴屋根工業さんが
応援に来てくださり、円滑に工事を進める事が出来ました。お力添えいただき誠にありがとうございました🙇
この度はご依頼いただき誠に有難うございました。
⭐️弊社では静岡県内にお住まいの方のみ、
屋根の診断及び診断報告書の作成を無料で
行っております🙇♂️🤝
気になる点や、御用の方はお気軽にお声掛けください👷♂️
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